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Degital Devil Story
She Staied at here


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「・・・すぐに」
ハイネックスは少しためらったが、確信のある声で言った。
「嵐はどうする?」
シモンは不安げに言った。
「この際だひきさがれない」
「みんなクレイジーだね」
そうゆうジャンヌも嬉しそうに外の持ち場に戻った。
ハイネックスは彼女が外に出たのを見守った後に潜水艦のコントローラーを握った。
もう少し付近に静かにこれ以上土を巻き上げないように近寄る。
海流の流れも気を配りながら。
じりじりとモニターはその目的地に近寄るが船はだんだん荒くなってきた。
「Yes・・・」
マニュピレーターの届きそうな範囲まで近づきエンジンの推力をゆっくりと
落とした。完全に落とすと海流に流される。安定している海底とはいえ油断できない。
だがそのためにシモンとコンビを組んだのだ。
「海底の砂を巻き上げるなよ・・・慎重に慎重に・・・」
彼も自分のモニターの前に張り付いて、いつになく集中している。
そして、船の揺れがひときわ大きくなって来たかと思うと唐突に静まり返った。
雨音すらやんだかのように・・・
「あった・・・」
海底のサラサラとした砂に埋もれていたが人工的な形をした片手がその海底から覗かせ、
ていた、その手は、長く細くしなやかな女性の手のようにもみえた。
ハイネックスはその埋もれている当たりの近辺をライトで照らし出し、カメラをむけた。
やはり出ているのは手だけである。
「まるで、助けを求めているかのようだな・・・」
シモンがいった言葉はハイネックスも感じた。
そして彼の一言で、ハイネックスの中にせき立てるように、救出したいという感情が芽生えた。
手の周りの砂をゆっくりとマニュピュレーターで砂をどかす。
慌てると砂が舞い当たりの検索が不可能になるからだ。
一度軽く周りをさすると腕と体、首根っこが出てきた
以外と浅いところに、腕と体がうまっており、ただ砂がかぶさっていたようである。
「最近出てきたようなかんじだな。」
ライトを照らし首から上を照らした、そして、ベッドで女性の顔をなぞるようその周りの砂を
かいてやると、そこからミロのビーナスを思い出すかのような美しい男性の顔があらわれた、
「Yess!!」
とハイネックスとシモンはお互い顔を見合わせて言った。
お互い抱き合い歓喜がその部屋にあふれた。
「祝賀だ!!酒もってこい!!このときに用意したあれだ!!」
「悠長な事いってられないよ、嵐がそこまできてるんだ!!」
「マーキングだ場所を見失わないようにね!!」
ジャンヌはすぐさまドアを開けてトランシーバーで船内にいるスタッフに
嵐に対する指示を出した。
開いたドアから雨が入ってくる。
シモンは持ち場に戻り早速作業に入る。
彫刻の輪郭がさっきよりはっきりとしている。
周りの海底も何故か明るい。
「!?」
その疑問をもった数時間後その船は静かになった。

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