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Crossloads Universe
Tatch the Space


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「気をつけるよ。さて、各部位に通達これよりグリニッジタイム1103-0800にて当艦は地球圏内方位050697AAに移動する。機関部の準備点検を開始を通達作業に掛からせろ。」
「訓練兵への連絡は俺からしておく、ミーティングルームに集合するように連絡各員に連絡を入れてくれ。」
「リサ頼む。」
「はっ!」
リサ・クラークは早速、艦内訓練兵向けマイクのスイッチを入れた。
「各訓練兵に伝達。各訓練兵に伝達。本日20:00に緊急ミーティングを・・・」
リサの艦内放送を聞きながら、アシドは艦橋から出ると、ミーティングルームへは遠回りの道を進んだ。
艦隊は訓練艦である故に、もしもの事があった場合、実践に耐えられる装備が用意できているか確認をしたかった。
中途半端な連中らを実践の空域に出すと、パニックになって戦闘に参加せずとも
死者を出す場合がある。
宇宙とはそういう場所だ。
「実践機体2機のみか。」
通常は訓練艦に載せるようはずの無い実機ではあったが、アシドとロス艦長は実践経験者で、高い戦果がある故に無理を押し通し実機を入れて貰った。
「いよっアシド教官!生徒指導がんばってるね。」
「ウォン。いいところにいた、搭載させている実機の2機いつでも出せるようにしてくれ。」
デッキでの騒ぎに一段落付けて、教官室に移動中の整備エンジニアのウォン・ライだ。
「いつでも出せるようにして脱出ポッドに入れてあるが、何事だい?」
通常の兵器なら艦隊のドックに入れておく物だが、訓練艦である。敵の目を欺くためにも脱出ポッドの射出口に小細工をして実機を搭載しているのである。
勿論、元の脱出ポッドもちゃんと稼働しなければいけない。
艦隊に何かあった場合に全員脱出出来ないようなことがあったら管理ずさんとメディアに叩かれ軍の信頼に係わる事になる。
そういった小細工が得意でウォン・ライに艦隊の改造を出航前に頼めば見事やってくれるのである。
「軍管制部から司令が出た。これから実践配備になる。」
「穏やかじゃないね。さっきのデブリ・アラートの関係かい?」
「そうだ、該当宇域に監視の目が届かない事が、デブリの進行ルートで解ったんだ。敵に出し抜かれる前に一時的に配備との事だ。」
「そうか・・・で、ちゃんとやれそうかい?」
「さぁな。まだ見立ててる最中だからな。」
「例の問題児の姉ちゃん達も、ずいぶんとかわいがってる様じゃないか。」
ウォンはアシドに耳打ちするように言った。
「奴らは常識がなさすぎる!常識が!そこから教えるなきゃならんとは!ったく。ここはハイスクールか!」
「まぁ資質がないってわけでもないだろ。全部、急所外してADAを壊してくれる奴なんて今まで見たこと無い。」
「どう転ぶか解らん。今はとにかく無事に任務が遂行出来れば良し。だが、敵の侵攻でもあったら全力で生徒を守らないといけないからな。とりあえず、そっちはそっちの仕事をしっかり頼む。」
「了解、再チェックしておくよ。」
そう言うと、アシドは機体のチェックは任せ、ミーティングルームへ方向を変えた。
ウォンは忙しくなる前に食堂で腹ごしらえをしに無重力空間を流れていった。

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