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Crossloads Universe
Tatch the Space


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「今回の議会にもこの件についても触れておくとしよう。」
「地上にいる敵国も奴らの衛星で、情報だけは拾えるはずですからな。」
「総司令!例のルートに第178小部隊を一時配置致に向かい準備に掛からせました。
約4時間後には目標ルートに向かい明日には現地に到着することでしょう。」
ファーレンはデイビスに確認を取った。
「178小隊。。。。確か今年の訓練艦隊は170~180小隊までだったかな。」
「はっ、178小隊は確かに訓練艦隊でただ今実技研修の為に地球衛星軌道にて雑用をしているところであります。」
「うむ、まぁ見張り程度なら訓練艦隊でも可能か。よろしい。すぐに正規軍の配属令を出し178部隊の後の正式配属令を出せる部隊をも用意してくれたまえ。」
「はっ!」
「部隊をこれでまた増強しなければなりませんな。」
「軍が大きくなると使う金も増え各国民からの税も増やさねばならない。」
デイビスは最近の重税による国民の不満と暴動事件を思い出した。
「それでいて、戦争は物資と命を消費するだけのブラックホール。うかつに拡大はしたくはないのだがな。」
「その心が政治家にもハッキリと理解してもらって、一般国民の苦しみを知ってもらえれば良いのですが・・・」
「その発言は問題だぞ。」
「ああっこれは失礼。ここだけの話に。。。」
「解らないでもないが、これからその政治を司る方々と話すには重圧が背中にのしかかるな。」
デイビスは巨大コンソールから目を離し衛星に映る地球の映像を遠くに見て実感した。
デイビス・オーコナーは先日からこの月基地アトロポスにWCAOの軍部会議に出席するために滞在していた。
彼の信頼も厚く、この月基地の軍管制塔にも知り合い多かったために明日の月での会議に出席するべく各要人達が
軌道エレベーターから月までのフライトの安全を期した警備を率先して行うついでにここに寄っていた。
要人のほとんどは地上の赤道あたりに特権生活を送っており、余り宇宙には出てこない連中らであったが、今回は重大な会議でもあった。
各コロニーと移民惑星の責任者も集められている。
パフォーマンス好きの政治家のはずなのに今回はマスコミもシャットアウトされていた。
デイビスは自分に知らされていない重要項目が有るのが気に入らなかった。

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