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Crossloads Universe
Tatch the Space


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リサの早い対応にギースも固まった。
「お前ら、勤務中だぞ・・・」
アシドは、この訓練生がきてからため息の回数が増えたなと感じた。
「説教は終わったのか?」
微叉女たちと入れ違いざまに、艦隊艦長のロス・ダラスが入ってきた。
「ああっ今ね」
グラン・ウェィンが手を外に広げて答えた。
「今時熱血教官なんていないだろうに。」
ロスは手に持った飲料水ボトルのストローに口を付けていった。
「足を引っ張られるて戦局をマイナスに変えられるのはごめんだ」
どかっとアシドは目の前にあるいすに腰掛け眉間をつまんで
「そもそも教官職なんて合わないのに無理しちゃってるから」
リサはさらっとアシドの労を思って言った。
「・・・戦場が恋しいとは言わないが、ああいうのが来るとな。」
「軍隊もピンキリだからその一角を知るにはちょうど良いさ」
「あれは何処に所属しても手を焼くぞ!」
「ここで世間を思い知らせるってのが一番の近道とおもったんだろ。」
「アシド鬼教官の教え子は優秀ですからねぇ。」
「ただのやっかい払いじゃないか。」
「まぁまぁまだまだ上の連中らにはおとなしく言うことを聞いてる優しい教官でいて貰わなきゃいけないしな」
ロスは一気に飲んだボトルを押しつぶしてゴミ箱に投げ入れながら言った。
「艦長!無重力空間ですよ!水が弾けるでしょう!!」
イリーナ・ヴィシニェフスカヤDACオペレーターがロスの行儀悪さを指摘した。
「あ・・・はい・・・」
「艦長にはやっかいな事で目を付けられないように上に修繕費の調達の為に・・・」
「うっ・・・それは彼の方面から・・・」
「かんちょうぉ~お!またドクターの口座ですか。そう何度も彼からお金が下りるとでも。」
リサがあきれ顔でロス艦長の方を振り向くとロス艦長の後ろに白衣の人が立っていた。
「いくらなんです。」
唐突に後ろに立たれてロスとその場に居たみんなが驚いた。
見た目、25歳前後のひょろっとしたいかにも研究室がにこもっていそうな白衣の男である。
金髪の長髪は後ろで束ね。髭面に猫背。宇宙でもこの細身の体型だとすぐに骨粗鬆症で入院を余技されそうな印象もある。

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