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Crossloads Universe
Tatch the Space


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少し暗めの部屋の中、体格の良い男の背中は正面のディスプレイの光によって軍服の中の肉体美を綺麗に浮っていた。
だが、彼の顔は眉間に皺を寄せ、額の血管がぶち切れそうになっていた。
アシド・ブランディア教官にこの教官室に呼び出されそして、この場に立たされた2人は10分ほど一言もしゃべらないままでいた。
その状態に微叉女佳奈、微叉女由佳は立ったまま無駄な時間を過ごしている自分にうんざりしていた。
この教官は軍人としては優秀なんだろうけど、対人関係が今時の男子と比べるといわゆる体力に物を言う男性のようだ。
壁側でターミナルを操作していた女性はその3人の様子をが変わらないのを見て腕時計を確認し、部屋の隅にある給水ボトルを一つ取り出すと
アシド教官に無言で渡した。
アシドが黙ってそのボトルを受け取り、ストローから一口水を含みため息をつくと、その女性はそのまま元のターミナルのある席にもどった。
「俺が・・・何を言いたいか・・・解るか・・・」
やっとの思いで押し殺した用に絞り出した声がドスが聞いて、両姉妹はおもわず息をのんでしまった。
周りには他の教官も仕事をしているスタッフもいるが、その思い声に一瞬全員手を止めてしまった。
「い、いえ・・・・」
やっと発せられたその言葉にさすがに微叉女姉妹もその勢いに息をのんだ。
この艦隊に配属されて、子供の頃によく怒られてた事がいい大人になってもよく起こっているが、今日のは間が長い。
数名のその部屋に居るスタッフがタイミングを合わせたように耳栓もしくはヘッドフォンを間髪入れず装着すした。
「おまえらの壊したADA!!どれだけ修理代がかさむかわかってるのか!!」
その声は宇宙空間ではこの部屋だけにしか漏れ無い防音しようだが、部屋中に反射するように鳴り響いた。
「おまえ達の給料はもちろん、支給されている軍服まで民間人の血税が使われて居るにも関わらず!
その血税を無駄にし、お遊技時間に興じるのか!!
小学生か!おまえらは!スクールに居る間世間事を習わなかったのか!!そもそも・・・」
「お言葉ですが教官」
佳奈がぐだぐだとアシド教官の説教が長くてさすがに飽きてきたのと、良いように言われてだんだん腹が立ってきた。
「訓練である以上ADAの故障はつきものであり、不測の事態に備えるのも訓練生である私たちには必要と思われます。」
微叉女佳奈に続いて微叉女由佳が口を開いた
「今回はその不測の事態が起きただです!」
今度はアシド教官の眉間がぶちっと切れたようだ。
「い・ま・は!!は不足の事態とやらの訓練を受ける時期ではない!!!」
「まぁまぁアシド教官」
後ろで聞いていたギース・ハワード少尉がアシドをなだめた。
あまりにもうるさくて書類を作る事に集中できもしない。
グラン・ウェイン教官も耳栓をとると2名の前にでて言った。
「2人も教官の言ったとおり、無駄にADAを壊すこともないだろう。
いずれ身をもって体感することになるかもしれないが、君たちの行いで他の隊員を死ぬ可能性だってあるんだ。人を恨のは簡単でも恨まれる身にはなりたくは無いだろ。」

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