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Crossloads Universe
Tatch the Space


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「この訓練艦隊、アシド・ブランディアが乗艦しています!」
「単騎で我が軍に痛手を被らせてくれたブランディアか!」
「訓練艦隊に属しているとは知りませんでした、隠居されたのか。」
「どうだろうな!?我が星団連としても恨みの大きい男だ。一部では軍に嫌気が差して辞めたとも、政治家を目指すとも聞いたが・・・後進指導とはな。」
「我が星団連にも恨みが強い男です。ゲオリュスにへの扱いが心配です。」
「何かあったら、彼の家族へ申し訳が立たない。」
「気にすることはございません。大佐は、大佐の正義の為に我々を使ってくだされば良いのです。」
「アルレス少佐、ありがたいがそれは私は認めない!戦争の影で泣くものを私は見過ごす事はできない!」
「そんな、貴方だからみんな信頼してついて行くのですよ。残された者の幸せの為に。」
「ありがたくはあるのだが、ゲオリュスに対してケアもそうだが、家族にも同様に対応を頼む。」
「承知しました。状況が解り次第、家族にも大佐にもご連絡いたします。作戦の方は何かあれば我々もすぐに駆けつけられるようにいたしますが、油断なさらぬように・・・」
「ああっ解っている。」
部下に心配されるのは自分の単独行動が過ぎるのだと自覚している。
だが戦場へ率先して出ない者は信頼されず、軍隊としての行動にも影響を及ぼす。
そのバランスは難しかった。
一部の隊員からは前線に出るなと言われ、一部の幹部からはもっと前に出ろと言われる。そもそも幹部の中には私が邪魔で、戦死して欲しいと思っている人間もいるだろう。
「ゲオリュスのご家族と連絡がつきました。話されますか?」
「ああ、頼む。」
映された映像はラグとノイズが酷かったが、彼の両親と婚約者が写っていた。
気が重い。
しかし、ゲオリュスの親族への謝罪と今後全力で対応、ゲオリュスは生存の可能性があり、諦めないようとケアしながら話した。
幸いにも彼の家族とその場に居合わせた婚約者はヴェラーを信頼していると言ってくれたが、その言葉はヴェラーにとってプレッシャーにもなった。
一通り話した後、ヴェラー大佐は通信室から出てきた。
流石に暑く感じたのか上着のボタンを外すと、この場にいる気候にあった空気が肌を包んだ。
気分とは裏腹に空はすばらしく爽やかだった。
「敵星団地球か・・・これから忙しくなるな。」
何度か来た地球も、次来るときはヴァカンスを愉しみたいと思っていたが、結局果たされずにいた。
ヴェラーはせめて港に着くまでの間だけ静かにいれる状況だけには感謝し看板に出た。

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