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Crossloads Universe
Tatch the Space


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上は白に近い水色に真っ白なもくもくとした雲と一筋の線がなびいている。
地上は濃い青で揺れる海。
向こうから魚が飛び跳ねているのが見える。
「大佐お待たせ致しました。ドッケン・ウワ・ローダー少佐であります。」
1艘の中型漁船が近づいてきた。
この時代の漁船はエンジンとプロペラを回す物ではなく、リニアによる推進力を用いている。
環境保護の観点あるが、元々オイル系の燃料はほぼ取れなくなっている。
「かまわんよ、それよりも通信で先に送った宇宙に置いてきた部下の方は。」
「はっ!既に上層部に連絡は致しました。艦隊に捕まっているとなると・・・」
「そうか、彼の状況が解り次第、連絡をもらえるように手配を頼む、それと彼の家族に一度連絡を取りたい。アルレス少佐とも連絡は取れるか。」
ヴェラー大佐は大気圏を突入してきたポッドからドッケン少佐の手を借りてボートに乗り移ると、潜水服を着た長身の男性4名が無言で漁船から海に飛び込む。
手には頑丈そうなワイヤーを持ち大佐のポッドに接続作業に入った。
「はっ!先にアルレス少佐と接続待機をしております。」
「手際が良いな。助かる。」
船室に入ると、そこで待機していた通信兵からマイクとヘッドホンを受け取った。
「ご無事で何よりです。大佐。」
「アルレス少佐、無理を通してくれてありがとう。」
「いえ、我々は大佐の指示を忠実に執行するだけです。ただ・・・」
「その件はすまない。私のわがままだが、直接でなければ片付かない問題でもある。」
「承知しております。」
「ゲオリュスにの事は聞いてるか?」
「はっ!交換捕虜の手続きを既に済ませてWCAOへは外交ルートで連絡を入れています。手荒な事をされる前に人道的な保護をするように、中立メディアにも同じように情報を解禁しています。」
「こちらの行動が知れるのは痛手だが仕方あるまい。」
「捕虜を受け入れた艦隊はわかるか?」
「訓練艦隊の様です。詳細は調べていますが・・・大佐!」
ヴェラーからは見えない自分の端末の詳細を見て驚いた。

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