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| 「先走って、死ぬなよ。まだ本当の実戦じゃないにして気を抜くと戻れなくなるぞ。」 |
| ウォンは一言いうと放置された微叉女機を定位置に戻すために流れていった。 |
| それからしばらくして女性用医務室の扉が開いた。 |
| 「PTSDの影響はありそうか?」 |
| アシド教官が入って来るなり聞いた。 |
| クラウディアからとりあえず精神面でも安定したと報告を聞いたので、様子を見に来たのだ。 |
| 「それはまだ1週間ほど経たないと解らないわ。今の段階だと、まだ急性ストレス障害ね。」 |
| アシド教官は心的外傷いわゆる戦争トラウマに訓練生が陥ってないか気にしていた。 |
| まだ、本格的に戦争に参加したわけでない訓練生がパニックになるケースもあり |
| 人によっては引きこもりになったりするからだ。 |
| 「思い出したくない。」 |
| 由佳は真っ先に行ったが、その直後すぐに言葉に出したことを考えてしまい震えがきた。 |
| 佳奈は由佳の背中をさすってやり落ち着かせてあげた。 |
| 「精神安定剤。本当は食事と一緒の方がいいけど今は喉に通らないでしょ?すぐに飲みなさい。」 |
| クラウディアは2人に水の入ったコップと錠剤のシートを渡した。 |
| 「注射の方効き目が早いでしょ?」 |
| 「だめ。確かに早いけど慣れると中毒になってしまうわ」 |
| 「けちぃ」 |
| アシドはクラウディアのケアで落ち着つかせているのを見て、どんなに年を取っても心理状態を考えるのは難しいとふとおもった。 |
| ましてや宇宙空間での心理的ダメージは小くても、すぐ死につながる。 |
| 「後8時間の辛抱だ、そうすれば交代要員が来てこの空域から離脱だ。」 |
| アシドは訓練生のその緊張を解く為に言った。 |
| その言葉も訓練に指揮のゆるみを生むために普段は言わない言葉はあった。 |
| 「あの兵士は?」 |
| 佳奈がアシドと顔を合わせずに聞いた。 |
| 「今集中治療をしている、体内に窒素がかなり回っているがとりあえず治療すれば治るそうだ。」 |
| 「どこの人です?」 |
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