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Crossloads Universe
Tatch the Space


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「2人共、大丈夫!?」
カティアの挨拶も聞かずに空域の緊張から解き放たれた2名は作業用機械から降りると、フラフラとしながら壁にへばりついた。
他の訓練生達は先に帰還していた。
アシドは、まだ息のある敵兵士を回収した後そのまま帰還、衛生兵に対応を促していた。
「クラウディア!!こっちに!」
医務班のクラウディアとディランは負傷兵の対応でデッキに医療器具をもって待機していた。
ほとんどの訓練生は何事も無く無傷なので残る微叉女姉妹とアシド教官の安否だけが艦隊全員の気がかりだった。
ブリッジからは二人とも無事だと連絡が入り、ほっとしたが、微叉女姉妹の憔悴ぶりは予想外だった。
「微叉女佳奈、微叉女由佳、怪我は!?」
「大丈夫。」
「私も・・・」
クラウディアは佳奈の頭を押さえ、目にライトを当て瞳孔の開きを確認した。
まぶしさに顔をゆがめた。
「疲れただけ・・・」
無事なようなので由佳にも同じ事をした。
放心状態であるが特に問題は無いようだ。
「俺は大丈夫だ、こいつを見てやってくれ。」
アシド教官はADAから出ると、ディランにコックピットから出て叫んだ。
ディランは頷くと処置されている患部をみた。
「傷口付近で血液内窒素化が進んでいるかもしれない。点滴をしてすぐに予圧区で手術を施行する。」
艦隊にいる正規兵が銃を構えて傷兵に近寄るが特に危険は無いと判断すると、ディランと一緒にその敵兵士をタンカーに乗せすぐに医務室に運んだ。
医者の肩書きは持っているものの研究に没頭しているだけの雰囲気があった彼だが、現場に来るとさすがにしっかりと対応をしていた。
「ここで、ぼーっとしてても体力を消耗するだけよ、とりあえず医務室に行って休みましょう。」
クラウディアは衛生兵を2名呼んで彼女らに肩を貸し移動させた。
アシド教官も、退出するクラウディアに話し姉妹の検査をする事を薦めすぐに医務室の方に向かった。
「姉妹が先に戦果を上げて昇進かな。」
向こうの壁際で自分の期待の帰艦後チェックを書けていたブラドーに外からコックピットを覗いたウォンが言ってきた。
「たまたま。これから戦場に出れば幾らでも機会はあるさ。」
ブラドーはため息をつき自分のコックピットの行動記録を確認しながら言った。

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