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Crossloads Universe
Tatch the Space


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軍に入軍したての新人は必ずこのADAと呼ばれる人型兵器の研修を一定期間やる予定がある。
戦闘兵器としての機能だけなら宇宙船型兵器の方が遙かに優れている。
だが、宇宙空間のどんな状況にも対応出来る作業を担うとして人型兵器が宇宙では必要とされている。
訓練兵はそのADAの研修が全て終わると、希望と特性が合った方面に配属される予定になっている。
WCAO第178宇宙戦艦隊に乗る20名の訓練兵もその内の一例ではあった。
今回の実習は皆、緊張感を持つどころか研修期間の早期終了特典を聞いて、他の訓練艦より優先的に配備や希望の職務につけると言う気持ちがあり浮き足立っていた。
その実習空域
頭上の地球が人の頭ほどに小さく見える位置に艦隊は固定された。
最終的に配属から5日間で交代の艦隊が来る。
今日はその4日目。
艦隊からは仮隕石を摸したバルーンが放出される。
訓練用のADA回避訓練である。
微叉女姉妹は前回の実技訓練で他の隊員のADAを壊して修理の終わっていない隊員に自分達の機体を貸しているので実技訓練ができない。
修理が終わるまで単位が取れないとは思っていなかったので少しへこんでいた。
今は、訓練兵の実習と訓練を横目にEVA用の工事機械ALEX-3150に二人で乗り、訓練用ダミー隕石の回収作業をしていた。
演習圏内から出そうなダミー隕石を見つけエリア内に戻し、形の崩れてきた物は内部の蒸気を専用ポンプで抜き回収する。
「はぁ、やってられないわ。。。この作業いつまで続くのかしらね。。。」
「由佳、あなた、今まさに掃除のおばちゃんの愚痴よ。」
「おねぇちゃんだって三角ずきんをかぶれば同じよ」
「ん〜ランディエゴのスカーフならあるけどね。」
佳奈はコックピット内に持ち込んだポーチの中あるスカーフを取り出そうとしたが、汚れそうなので手を止めた。
宇宙に出ると、ただ無の空間が広がっているだけなので姉妹にとってとても退屈だった。
「微叉女佳奈隊員・微叉女由佳隊員。暇なら後でゆっくりその機体で訓練させてやる。だが、この間のような事が無いように!」
アシド教官が教官用ADAから釘を刺す通信をしてきた。
「イエッサ!」
二人は声を合わせて返答をした。
「ははっ、今度のその機体じゃ、壊される心配はないよな。」
微叉女姉妹の機体の横にブラドーはADAを止めてコックピットカメラで微叉女姉妹のうんざりした顔を眺めた。
「うるさいよ。」
「人の事気にする前に、そのグダグダ操縦を何とかしたらどう!」
微叉女姉妹がブラドー機に向かって工事機械の手で器用に中指を立てた。
「こわいこわい」
「ブラドー機。無駄話をしてないで演習に戻れ!テストのポイントはそんなに余裕は無いぞ!」
「了解!」
アシドの一括でブラドーは微叉女機を置いて正面に出て行った。
「あ~~~~むかつく!!」
ブラドーのADAの彗星の様なバーニアーの光がふらふらとしながら、ダミー隕石の中に消えた。
他にもいくつものバーニアーが光ったり急激に方向を変えたりしている物、全てが訓練生のADAの光だ。
その光を遠くで見ながらちまちまとした作業をやっていると切ない気持ちがあふれてくる。
ダミー隕石を一つ一つ、つかんでは、他のダミー隕石とぶつからない様に配置。

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