filename : crossloads_universe/crossloads_universe011.txt
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| 同時期、地球圏内に向けて一つの戦闘ADAが宇宙空間に漂っていた。 |
| 通常のADAとは違い背中に白くて丸いアタッチメントと腹部には大気圏突入用のパラシュートを付けていてる。 |
| 両手持ちのビームガンを片手に持っているが、この状況では非常に使いにくい格好だった。 |
| 「地球は始めてか?ゲオリュス・ウォファ少佐」 |
| ADAの球系の物体は大気圏突入用の脱出ポッドで白髪の若者その中からADAのコックピッドに通信を入れ、緊張の面もちの若者に尋ねた。 |
| 「はっ自分はコロニー育ちで、コロニー付近の警護が中心の仕事でしたので。」 |
| 2人は換喩宇宙服の留め金をシートに固定した。 |
| 「そんなに、緊張することは無い。シュミレーションでも成績は満点だったんだ、そのようにやればよいさ。」 |
| 「ヴェラー大佐は地球滞在のご経験はおありで?」 |
| 「若い頃に居たときはあるが、大気圏突入は初めてだよ。君ほどシュミレーションは旨くなかったんだ。サポートは頼むよ」 |
| 「それは、お任せ下さい。」 |
| ウォファと呼ばれた男は大佐の言葉に今一度、手元のコンソールを見ながら確認した。 |
| 作戦開始まであと10分ほどだな、ヴェラー大佐は肩の力を抜きシートにもたれた。 |
| そもそも地球圏にエーヴェの領土があるのにその土地に降下する正当な手段がない。 |
| 領土上空もWCAOに監視され、現在の衛星配備はしっかりしていたのだが、今まで把握されていなかった、たった一つの監視網の穴があったのだが、何故かそこに気が付かれた。 |
| ヴェラー大佐のコンソールに外部通信が入った。 |
| 大尉はキーを叩き通信を開くとモニターの中には金髪のショートの髪の女性が敬礼をして現れた。 |
| 『ドゥロ・リリ・ヴェラー大佐、ファイザー大尉よりご伝言です。「作戦に無理があるようでしたら、退陣も辞さない」との事です。 |
| 作戦放棄許可項目88495の書類つきです。』 |
| 「了解、ファイザー大尉に、部下への思いやり感謝します。と、伝言を頼む。」 |
| 『はっ。』 |
| モニターの女性は敬礼をすると。早速モニター手前のコンソールを叩き始めた。 |
| 「先ほどの隕石の進入はやはりWCAOに見つかったと判断してよいかな?アルレス少佐」 |
| アルレス・ジョ・ダヴォイ彼女は戦艦所属の通信兵で主に各ADAに戦況の指示を出している。 |
| 上部とのコネクションが太く一般兵には流れない様な情報をも持ってくるのでヴェラーに取っては信頼できる右腕的な存在である。 |
| 『ほぼ、確定したと言っていいでしょう。WCAOから該当宇域へ戦艦の配備が決定したようです。』 |
| 「了解。この宇宙は本来なら誰の物でもないのにな。自分の領土の気で居るようだ。」 |
| 「お気を付け下さい。大尉が任務放棄許可を出すほどです。」 |
| 「手抜きはせんがね。まぁ無事に戻ってこれるのを祈ってくれ。ゲオリュス少佐はこれが終わったら休暇だったな。」 |
| 「はっ。今つきあってくれている彼女をヴァカンスにでも誘って、そこで結婚を申し込む予定であります。」 |
| 「それはめでたい!絶対に作戦を成功して式に出席させてもらわなければな。」 |
| 「大佐にお越しいただけるなんて、高栄です。」 |
| 「だが、無理は禁物だぞ。」 |
| 「はっ!」 |
| 「行くぞ!」 |
| 「はっ!」 |
| その不格好なADAは星の輝く中一つの惑星目背して一直線に閃光を延ばし飛んでいった。 |
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