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Crossloads Universe
Tatch the Space


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女性医務官のクラウディア・べーカーが入ってきた。
身長は彼女も気にしているほど高く182cmでがたいもそれなりに良いが、顔は温和でそろそろおばちゃんになるのを本人は気にしている。
彼女は戦線で衛生兵もやっていたが2度負傷して最前線を離脱、訓練官のお守りとして働いている。
「おぼっちゃんにちょっとね。」由佳が投げやりに言う。
「ぼっちゃ・・・まぁいいけど。」
ディランはスキャナーのディスプレイに映るUnknowの文字の羅列が気になり佳奈の言うことは捨てて置いた。
つまり、細かく分析しないとわからない代物らしい。
「特に身体が悪い訳じゃないの、拾い物をみてもらってるのよ。」佳奈が付け加えた。
「ふーん。健康ならさ、あんたらそんな生白い身体して、宇宙では体力付けなきゃいけないんだから。もっとしっかりご飯を食べて筋肉付けないとやっけないよ。」
「イヤよ。これ以上必要の無い筋肉は。」由佳は身を引きながら言った
「ちょうどバランス良くダイエットもして居るんだから」佳奈も同調した。
クラウディアはため息をつき、自分の若い頃もそんなんだったかな?と思い起こした。
「ちょっとすぐには解らないな。調べておくから、解ったら連絡するよ。」
「とらないでよ。あと、検疫監査官にも連絡しないでね。クラウディアが承認だからね。」
「わたし!?」
「そっ、お姉さまおねがいしま~す。」
「今度美味しいケーキをもってくるから、お願いっ!」
「どっちかというとケーキより焼き肉の方がいいんだけどね。まっいいわ、危険な事でなければ。」
「危険じゃないとも言えないんだけど・・・・」ボソッと言うメガネが室内の蛍光灯に反応し怪しげに光った。
「そうなの?」
クラウディアはぎょっとして驚いた。
「まっ任せたわ~」
「じゃぁ~ね~」
そそくさと部屋をでる姉妹はアットいう間に姿を消した。
「あっちょっと・・・いっちゃったよ。あんたも若い女に良いように使われて、大丈夫なのかい?」
クラウディアは自分より若いその研究生に呆れてた。
「まぁ、興味はあるけどね。」
ディランの言葉は明らかに女性より研究対象の方にしか興味が無い感じだった。
「あの二人に?」
「この石に。。。レアメタルかな?」
「不健康なこと。。。」
クラウディアはケガ人が出なければ良いかと自分に納得したが、ディランの将来を気にする程世話好きになった自分が年老いたな、と感じていた。

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