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Crossloads Universe
Tatch the Space


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訓練艦・第178艦隊では偵察、監視待機のブリーフィングが終わり一部ではその準備に取りかかり、一部では壊れた訓練ADAの補給やらで忙しかったが、訓練生は、移動配備までの間は待機状態だった。
「ディランいる~~~?」
微叉女姉妹は艦隊付属医師ディラン・オゥディーのいる医務室に入ってきた。
「・・・・・なに?」
その部屋は密林の様に植物が並び壁が見えなかった。
この奥に医務室の診察台と医務室とは思えない研究機材が並んでいたが
これがなければ最高のリラクゼーションルームだったろう。
男性が来なければ女性隊員のエステでも出来る程立派な特別な場所だった。
だが男性医務部がここに居てディスクに座っている彼は振り向きもせずに言った。
「調子悪いならクラウディアにみてもらいなよ。」
宇宙に飛び立ってから、医学の進歩は向上し男女身体の違いから医師はそれぞれ別々に診ることになっている。人権団体の主張が厳しくコンプライアンスもあり、訓練艦付属といえ女性の身体を見ることは男性は出来ない。
「別に貴方に診察して貰おうと思ってないわよ。」
佳奈が言う。
なにげに入ってきたが、診療中の全裸の男性が居ないか確認するのを忘れてた。
2人は目だけで周りを見渡し他に誰もいないので安心した。
「あっそう、で?なに?この僕に用って?」
やっと微叉女姉妹の方をむいた。
由佳が軍支給の軍服のズボンのポケットからさっき見つけた橙色の石を出した。
「この石なんだか解る?」
由佳はディランに渡した。
「宝石だったら高くうれるのかな~って。貴方大学の研究所で資源の利用について学んできたんでしょ?」
「監察官には通したの?」
宇宙の浮遊物には全て未知のバイ菌などが付着し、持ち帰った後に、地球圏および各コロニーにウィルスとして広がる可能性も考察して、出てきた物を微生物検疫監察官に通す事が義務づけられている。
飛来構造物の方は先に監察官に見せて特にウィルス的な物を検知がされなかったので、そのままにしていたが、この石は没収される可能性があるので密かに持ってきたのである。
「ないわよ、でもほら宝石ぽいし、なんか光に通すと微妙に色を変えて万華鏡みたいだし。なんだろうとおもってね。」
佳奈がディスクの上に座って説明した。
「こっちに持ってくる物じゃないだろう。」
「だって没収されるかもしれないし。値が付く物だったら欲しいじゃない。」

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